【チビクワガタ・マメクワガタ比較】 〈全体像〉 チビクワガタ 11.6mm マメクワガタ 11.7mm 全体の形はチビクワガタが太短く、マメクワガタが細長く見えるが、実際には横幅はほとんど違わない。 チビクワガタに比べてマメクワガタの頭部が小さく、代わりに前胸と上翅が長いためそう見えるものと思われる。 〈頭部拡大〉 チビクワガタの方が頭部がやや幅広く、オオアゴもチビクワガタの方がやや長くガッシリしており、マメクワガタはほっそりして尖っている。 オオアゴの小歯はチビクワガタでは先端寄りに、マメクワガタでは中央かやや根元寄りに付いている。 頭部の点刻はマメクワガタの方が大きく粗い。 頭楯はチビクワガタは２本の突起状に見え、マメクワガタは横長の四角形に見える。 眼縁突起はチビクワガタでは前方に向かってやや広がったあと、複眼の横で角ばってオオアゴ根元に向かって狭まるのに対し、マメクワガタでは複眼に沿うように前方へ狭まったあと、複眼よりも前で角ばってオオアゴ根元に向かって狭まる。 〈前胸拡大〉 前胸背板はマメクワガタの方がやや長く、明らかに点刻が多い。 マメクワガタの前胸背板側縁後部には細かいギザギザがある。 前胸背板前縁にある突起はマメクワガタの方が大きい傾向にある。 〈上翅端拡大〉 上翅の点刻列もマメクワガタの方が大きく粗い。 結果、マメクワガタの方がスジがやや薄く見える。